保育士資格を持っている方の中で、保育士の仕事に就いていない方は潜在保育士と呼ばれています。

日本全国で68万人、なんと実際に現役で働いている保育士さん40万人を上回る数です。

資格を持ってはいるけれど、実際に勤務するのは厳しい環境にあるということが如実に浮かび上がる数字ですね。

こういった保育士さんも多くは子供が好き!という気持ちを持っており、出来れば子供たちの為に働きたいと考えてはいるものの、

低い給与やサービス残業、持ち帰り仕事の強要で働き続ける事が難しくなってしまうのです。

殆どの保育士さんが女性ですから、結婚・出産と言う大きなライフイベントを機に保育士を辞め、そのまま復職しないケースが多いようです。

今待機児童問題などで保育園が足りない、保育施設が足りないと叫ばれていますが、足りないのは施設や園と言うよりも働く保育士さんであり、問題の根本は保育士さんの待遇が低すぎる事にあります。

昨年、保育士として働いて35年を迎えた現役の保育士さんが自らの待遇を暴露する投稿を行い話題になりました。

現在同じ民間の保育園に25年間勤続し、主任の立場にある物の、手取りは月18万円程度。

いかに保育士さんの待遇面が厳しいかがよく分かります。

20代の若手保育士さんであれば手取りの月収11万~14万などというケースもあり、これでは生活が成り立ちません。

保育の仕事は保育士さんの犠牲の上で成り立っている現状です。

ですが、子供の命を預かるという事は重い責任を伴いますし、激務でもあります。

それに見合った給料が支払われているとはとても思えません。

これは一部の保育園などに限られたものでは無く、保育業界全体の抱えている闇であり、やはり国として対応していかなければならない問題ではないかと思います。

保育士さんの待遇を改善して、気持ちよく働ける環境にし、潜在保育士さんも再び復職しよう、復帰しようと思う。

人手不足が解消され、保育園が増え、待機児童問題が解決する。

利用者の皆さんも、いたずらに保育園不足を叫ぶだけでなく、こういった保育士さんの待遇と言う根本の問題に目を向け、改善するように声を上げる事が結果、自分たちの待機児童問題を解決する事にも繋がっていくと思います。

安心して子供を預けられる、そして保育士さんもやりがいを持って仕事が出来る、何より子供達に笑顔でいて貰える、そんな状況を社会全体で作っていかなければならないと思います。